勝院長の思い
2024/12/03
初めまして!
私が医療法人東陽会 理事長 和田勝と申します。
毎日起こる出来事の中で感じることを少しずつ書いていきますので、
皆様、お付き合いくださいませ。
私がインプラントを知ったのは、
45年ほど前になります。
ドクターO先生が紹介して下さった
アメリカのDr.Charles.M.Weissの
ブレードインプラントに夢中になったことが
きっかけで、
今の自分があると言っても過言ではありません。
まだ誰もしていない時代に、
”一体あの病院は何をしているのか?”
と後ろ指を指されながら、
毎年アメリカに渡り、英語と睨めっこをしながら、
一生懸命勉強していました。
今では、どこの歯科医院でもインプラントは
当たり前に診療科目にありますが
医療分野と同様歯科医療もどんどん進化して、
私自身信じてやり続けてきたインプラント技術を
これからの若いドクター達にバトンを渡すべく
毎日精進して参りたいと思っております。
Dr.M.Weissの治療を担当した時の写真
この上の写真は患者様がDr.Weissで主治医が
私(和田勝でございます)(笑)
Dr .Charles .M.Weissによるデモンストレーションを、勉強中の各国のドクター達
2025/1/6
Title ”歯科検診”
今年度から国が歯科検診を義務化するというニュースが報じられていました。
実施にしか医療機関で定期的に検診を受けている人が増えていると言われています。
遅まきながら嬉しく思う私ですが、何年も前から歯は命と言い続けた日本歯科医師会の思いが
やっと前に進み出した感じがしております。
食事をいつまでも楽しみ続ける上で歯と口腔内の健康は欠かせないのです。
そのためにも歯科医院で定期的な治療やチェック(リコール)を受けることが最も大切なのです。
当医院では、1日10人、月220人もの患者様のリコールを実施しており、
4ヶ月〜6ヶ月ごとに検診に来院されております。
来院されるタイミングで、口腔内全体のチェック(カリエス”虫歯”、歯肉炎、歯周病など)
をいたします。状況によっては予防的処置治療なども行います。
日本歯科医師会は全国の15歳〜79歳の男女10000人を対象に
”歯科医療”に関する一般生活調査を実施しております。
昨年度(2024年)歯の定期チェックを受けている人は、48.6%で
2018年度の31.3%に比べると3.5ポイント上昇しております。
当医院の総受診者のリコール受診率は平均60%であり高い水準を誇っており
リコールを受ける患者様の中には、1ヶ月あるいは2ヶ月毎の方もいらっしゃいます。
現在は全国的にも予防意識が高まり
受動的ではなく自発的に定期チェックを受ける人が増加しております。
10代〜70代の国民9割が健康のために自分の歯を残したいと考えております。
私は、今後益々歯科健診率が高まることを願って止みません。
歯は ”命” です!!!
2025/1/14
Title ” 総義歯の患者様のインプラント症例”
2024年暮れ、義歯(入れ歯)の痛みで
食事ができない患者様(75歳)が来院されました。
今までにたくさんの歯科医院を渡り歩き、
それでもなお痛みが取れず、
通われていた病院からの紹介で和田歯科医院に来られました。
診察をしたところ、下顎の骨の痩せ方が著しく
義歯(入れ歯)が安定しにくいため
固定式のインプラントを提案しました。
固定式のインプラントをすることで、
上顎も外れない安定した総義歯になるということです。
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下顎インプラントを4本埋入した状態
インプラントが4本埋入した下顎模型
下顎インプラント模型に仮歯が入っている状態
上部構造が入っている状態(下顎パノラマ写真)
下顎口腔内に最終補綴物(被せ物)が入っている状態
上顎総義歯&下顎インプラントブリッジが入っている状態(口腔内写真)
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以上が簡潔にまとめた
総義歯&インプラントブリッジの概要資料となります。
この方法で治療計画を進めたことで、
義歯の装着時に伴う痛みが解消され
なんでも食べることが出来る状態になりました。
*** 患者様から頂いたお手紙になります ***
最初にお会いした時とは全く別人の様に明るくなられ
こうおっしゃいました。
”今までずっと悩まされてきた
痛みが無くなり
食事をすることが楽しみになりました。
和田先生、
本当にありがとうございます”
と………….
この度、勇気ある決断をされ
私共を信頼し治療を委ねてくださった
患者様に感謝を申し上げると共に
涙を流して喜ばれている笑顔を拝見できることは
歯医者冥利に尽きると感じました。
これからも日々精進して参りたいと思っております。
2025/1/23
Title “健康寿命”
厚生労働省の調査によると喪失歯の状況は
55歳〜64歳/60%
65歳〜74歳/80%
75歳〜 /93%
と言う結果になっています。
この数字から考えられる事は、65歳〜75歳までの方の口腔内歯科治療を
重点目標としていかなければ
80歳、90歳、100歳を目指す事は
まず不可能と考えられます。
80歳以上の方は一人平均14本の歯を
奏している状況で、
70歳前後の患者様の口腔内を診察してみると
歯の崩壊、喪失、歯周病末期、虫歯(カリエス)が
目立つのが現状です。
このような患者さまに私はいつも
年齢を尋ねることにしています。
患者さまには健康寿命のお話と今の状況が続けば
80歳までには
100%総入れ歯状態が予想出来ることをお伝えします。
何よりそんな時期を迎えるまで
満足においしく食事が出来ないこともお伝えすると、
ほとんどの患者さまは
驚きと悲しみで一杯になっていらっしゃいます。
しかしながら同時に
今の状況の中でしっかりと噛めて
おいしく食事が出来る様に
治療は可能であることもお話し致します。
要するに80歳でも
しっかり美味しく食べられる様に
食事療法がなされれば
健康寿命が伸ばせると言うわけです。
当医院ではカウンセリングを通して
その方の要望(希望)を確認して
保険治療あるいは自費治療を選択して頂いております。
差別のない治療を提案して差し上げると
ほとんどの患者さまは治療に前向きになられます。
目指すは
80歳? それとも90歳? いやいや100歳?
歯を大切にすることこそ
”健康寿命”を伸ばすことになる
ことを
皆様にお伝えして参ります。
追伸:歯周病が原因で糖尿病で
歯を抜く確率が高いことを知っていただければ幸いです。
*タバコを吸う人48% (+糖尿病のある方は抜歯)